父太郎のお部屋

サッカー未経験者がうだうだ言ってます。ウェストハムとブラウブリッツメイン!!!

パブでボーンマスサポと会話したら今シーズンについて語ってくれた

どの試合だったかは忘れたし、どこのパブだか忘れる程飲んでしまっていた。

ボーンマスの大学に通う自分は、ある試合を見るために友人にローカルなパブに連れて行かれた。

内向的な自分はだいぶ酒が入ってたのか、たまたま隣にいた熱心なボーンマスサポーターと話し込んでいた。

パブの場所も記憶にないのに、印象に残っていた彼の話しを自分なりにまとめた。

要約すると

まず、移籍市場に向けてゴールキーパーとディフェンスの強化が必須であることを教えてくれた。

確かに、56得点はリーグ7位。ウィルソンとキングのツートップは手堅くリーグ戦で2桁得点を記録してくれた。

アシスト数2位を記録したライアン・フレイザーを始めとするMF陣も悪くない。

しかし、リーグワースト3位である70失点からわかるだろう。DF陣とGKの怪我や不調が、ボーンマスの調子の波を激しくした。

 

今季を一言でまとめれば、「降格しなくて良かった」というシーズンだった。

どんなシーズンだった?

シーズン最初の三分の一は、EL権も見えていた。そこからクリスマスまではトップ10にしがみついていたのだが、クリスマス後のスパーズ戦で調子を崩してしまった。

0−5での敗北。

そこからはとにかく調子の上下が激しく、よって10以上に浮上する機会を次から次へと逃していった。

ブライトンに5−0、チェルシーに4−1、アーセナルに5−1で勝つこともあれば、ユナイテッドに1−4、クリスタルパレスに打ち合いの末3−5で敗北することもあった。特に最終節だったクリスタルパレス戦は今季を象徴する試合となった。

正規のLBがいなかったり、とにかくボーンマスの守備は攻撃と裏腹に調子が悪かった。

そしてサウサンプトンワトフォードに対して3−3で引き分けるなど、十分得点しながらも複数失点で勝利を逃すこともあった。

大量得点で勝つこともあるけれど、いつ連敗ロードをたどるかわからないヒヤヒヤ感も同時に味わうことになった今季。ズルズル降格圏まで落ちなかっただけ良かったというのがボーンマスサポの正直な感想だろう。

前半は8勝2分8敗と悪くなかったものの、後半は5勝4分11敗。後半はなんとか残留争いに巻き込まれずに済んだ。

 

「ちょっと負けが続いてたぐらいで、EL圏狙えてた一から降格圏まで落ちるわけないじゃん」という意見も出るだろう。

しかし、ここがプレミアの怖いところ。そういった展開が完全にありうるリーグなのだ。

十分にお金を使っていても、選手層がしっかりしていても、降格がありうるリーグなのだ。

プレミア中堅チームにとって残留は死活問題でもある。降格してしまえば、クラブとして全てを失うのにふさわしい。選手も失って、お金も失って。もう昇格のチャンスは来ないことも有り得る。

 

最後に

ボーンマスの失点の多さはエディー・ハウの哲学が理由だと言える。流動的で攻撃的なスタイルが守備に悪い影響を与えることもある。

ただし、例え来季も不調だったとしても、ハウを解任することは考えづらいとのこと。

ファンの愛する攻撃的なサッカーを導入したとともに、破産寸前だったチームをプレミア昇格、しかもプレミア定着する様なチームに変化させた男。

監督としての哲学が失点の多さに繋がったくらいで、多分ボーンマスはスタイルを曲げることはないだろう。

クラブとして長期的に強くなる上で重要なことは、現場とフロントの間での哲学の共有だ。今のところ、ボーンマスにはそれができていないとはとても思えない。

 

逆に言えばもしボーンマスフレイザーを残留させるか他のウィンガーを見つけて、かつ守備陣を整備することができれば来季の台風の目になる可能性は十分にある。

ボーンマスがここから化けるのは十分に想像できる。

 

エディー・ハウの手腕に期待だ。